貼る日記

わたしは日記は書かない。

毎日の記録は、スケジュール帳に予定を書くだけで十分。

日本語は好き。

文字を書くのが好き。

言葉を調べるのも好き。

だけど、

「文」を組み立てることは好きじゃない。

そんな私が毎日こつこつと続けているのは、

埼玉新聞一面下にあるコラム「さきたま抄」を貼ること。

日本語力を高める目的で

2015年に始めた「貼る日記」

もう10年になる。

1年分をA4サイズのファイル1冊にまとめているので、

今年で10冊目だ。

新聞をくまなく読む時間がなくても、

コラムのチェックだけは欠かせない。

コラムは今の世の中について、ギュッと圧縮して綴られている。

過去のコラムを読み返すことで、

当時の私の想いや、

まわりにいた人たちのことまで芋づる式に思い出される。

づるづる、づるづる、思いだす。

づるづる。づるづる。

鼻水か笑。

それに、衰えかけている記憶力の助けになったりもするのよね。

ちなみに文筆業の夫は、

いい加減なくせに、かつて日記だけはしっかりとつけていた(過去形)。

でもあるとき、

外付けのハードディスクが突然ぶっこわれ、

「日記が消えたあ。全部消えたあああ」

って椅子から転げおちてケーレンしてたんだっけ(遠い目)。

ちなみに4年分の日記がすべて消えたそうです。

教訓! 

だからわたしは日記は書かない。

言い訳か笑。

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この記事を書いた人

生まれつき耳が聞こえない聴覚障害者(二級)。口話と手話を用いてコミュニケーションをする。

ヒューマンアカデミー大宮校で学び、同校で初めての「手話で教える聴覚障害者日本語教師」となる。【日本語教師養成講座420時間課程修了】

中国残留孤児や帰国子女のかたがたに日本語を教えたり、ろう学校の生徒さんたち、成人ろう者のみなさんにマンツーマンによるレッスンを提供。

また、さまざまな企業において聴覚に障害をお持ちの社員のための日本語研修を開講し、関東甲信各県の聴覚障害者協会主催による日本語教室なども開いている。

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